岩隈 初登板初勝利 6回無四球1失点「役割は果たせた」

[ 2013年4月4日 06:00 ]

<アスレチックス・マリナーズ>今季初登板し、初勝利を挙げたマリナーズ・岩隈

ア・リーグ マリナーズ7―1アスレチックス

(4月2日 オークランド)
 ダルビッシュほどの球威はなくても、打者はタイミングを外される。マリナーズ・岩隈がアスレチックスを相手に6回を2安打1失点。血マメの影響で88球で降板となったが、四死球0と持ち味の制球力も健在で今季初先発初勝利。「役割は果たせた。いい形で試合をつくって、いい形で勝てた。自分の中でも丁寧な投球ができた」と振り返った。

 2回に4番セスペデスに中越え本塁打を許した以外は二塁を踏ませなかった。そのセスペデスには4回1死の第2打席では、初球の内角ツーシームでのけ反らせると、続くカーブで空振り。3球目は外角高めへこの日最速となる92マイル(約148キロ)直球で空振りを奪うと、4球目も同じ球を投じて空振り三振を奪った。低めの配球を意識する打者には、高めの球威のある直球は有効となる。2年目の進化を象徴する場面だった。

 先発2番手という責任ある立場で臨む2年目。「ローテーションを守って、今年は200回を投げたい」。開幕連勝スタートのチームとともに、岩隈が好スタートを切った。

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2013年4月4日のニュース