ファンは同時受賞歓迎、声弾ませ「明るいニュース」

[ 2013年4月1日 20:19 ]

 「よかった」「明るいニュース」。政府が長嶋茂雄氏(77)と松井秀喜氏(38)に国民栄誉賞を贈ることを決めた1日、東京のファンや、選抜高校野球が行われている兵庫県西宮市の甲子園球場の観客は声を弾ませて、2人の功績をたたえた。

 東京・新橋で待ち合わせをしていた東京都練馬区の無職男性(77)は「同い年の長嶋さんに授与されるのは誇らしい」と満面の笑み。「(1977年受賞の)王貞治さんと比べると遅いぐらいだ」と語った。

 横浜市西区に住む慶応大4年の男子学生は就職活動中。「明るいニュースを聞き、前を向く気になった」と喜んだ。

 一方、さいたま市南区の会社役員男性(61)は、松井氏の受賞に驚いて「野手として大リーグで活躍したのは立派だが、年齢もキャリアも長嶋さんと差があるので意外」と話していた。

 甲子園球場では、甲子園出場経験があるという松山市の無職瀬尾浄さん(67)が「中学時代に上達したくて(長嶋氏の)打つときの構えをまねた」と振り返った。

 阪神タイガースファンの大阪府枚方市の無職男性(78)は「めでたい。女性の野球ファンを増やしたのが長嶋さん。プロ野球の発展に貢献したと思う」と納得の様子。

 松井選手と同じ石川県出身で、長男(8)と観戦に来ていた男性会社員(41)は「同郷の人が受賞するなんてうれしい」と話した。

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2013年4月1日のニュース