長嶋氏の出身地、千葉・佐倉も喜び「市の誇り。心から歓迎」

　長嶋茂雄氏への国民栄誉賞の知らせに、出身地・千葉県佐倉市の関係者から１日、歓迎の声が上がった。

　誕生日に毎年花を贈っているという蕨和雄市長は「長嶋さんは市の誇り。心から歓迎する」。数年前に初めて会った際の印象を「国民的スターとしてのオーラに満ちていて、テレビで見た通りの気さくな方だった」と振り返る。「私が元気でいることで、日本全体に勇気を与えたい」と力強く話していたという。

　「生徒たちは国民的スターの後輩ということを励みにしている」と話すのは母校・佐倉高校の小玉秀史校長。「卒業生に手紙が欲しいとお願いしたら、３月７日の卒業式にメッセージを寄せていただいた。生徒は驚いて歓声を上げていた」

　佐倉高野球部２年の秋山誠志郎君（１６）は「あらためて長嶋さんのすごさを実感した。うちの高校は甲子園に出たことはないが、偉大な先輩に甲子園で晴れ姿を見せられるよう練習に励みたい」と話した。