ディクソン初勝利!森脇監督からウイニングボール手渡され笑顔

[ 2013年4月1日 06:00 ]

<ロ・オ>ウイニングボールは7回を1失点に抑えたディクソンに渡しガッチリ握手する森脇監督

パ・リーグ オリックス5―1ロッテ

(3月31日 QVCマリン)
 オリックス・森脇監督からウイニングボールを渡されたディクソンは、大事そうにポケットにしまった。「オリックスとサインをしたときから、このボールが欲しかった。監督の初勝利でもあるし、特にうれしいね」。本人も喜びいっぱいだったが、指揮官もファンも喜ぶ快投劇となった。

 MAXは140キロ前半ながら、抜群の制球力が効いた。味方の失策で初回に2死二、三塁となってもホームは踏ませない。4回以降の3イニングは無安打に抑えた。1安打すらも許さず。7回に清田にソロ弾を浴びたものの、合計14個の内野ゴロで野手にリズムをもたらした。余力を残して7回94球での降板。短時間で試合を終える先発投手としてはお手本だ。

 記念球を受け取った際に、監督から「ボールを10個ためてくれ」と要望された。本人は「10勝はプラスに受け止める。現実になればうれしいね」と、謙そん気味だったが、この安定感を見ると十分期待できそうだ。

 ◆ブランドン・ディクソン(Brandon Dickson)1984年11月3日生まれ、米アラバマ州出身の28歳。06年にアマチュアFAでカージナルスと契約。11年にメジャーデビュー。メジャー通算8試合、0勝0敗0セーブ、防御率4.91。オープン戦では3試合1勝1敗の防御率2.81だった。1メートル95、84キロ。右投げ右打ち。

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2013年4月1日のニュース