中途半端…本多の本塁突入 秋山監督「行かないかん」

[ 2013年4月1日 06:00 ]

<ソ・楽>初回1死一、三塁、ペーニャの三振でソフトバンクの三塁走者・本多が三本間で挟殺される

パ・リーグ ソフトバンク1―9楽天

(3月31日 ヤフオクD)
 求められるのは瞬時の決断力。初回1死一、三塁。打席のソフトバンク・ペーニャはフルカウント。楽天・美馬の投球と同時に、一塁走者の内川はスタートを切った。併殺阻止が狙いだ。だが、結果は見逃し三振。内川は一、二塁間で急停止した。それを見た捕手・嶋はカットマンを使わず、高い軌道で二塁ベース付近の西田へ送球。隙を突くならばこの一瞬だった。

 「ペーニャはど真ん中を見逃したし、あの(送球の)高さならポンちゃん(本多)も行かないかん」と秋山監督。高い送球ならば、俊足を誇る三塁走者の本多なら本塁突入のチャンスはあった。しかし、本多のスタートは遅れ、途中で三塁へきびすを返した。西田は本塁へ送球、本多は三本間の挟殺プレーで憤死した。「止まっても挟まれるだけ。送球がそれることもある」と笘篠外野守備走塁コーチ。本塁はアウトのタイミングではあったが、相手のミスも起こり得る状況。あまりにも中途半端だった。絶好の先制機を逃し、21年ぶりに開幕カードで負け越した。

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2013年4月1日のニュース