楽天 MJ砲で勝ち越し!マギー恐怖の6番&ジョーンズ初打点

[ 2013年4月1日 06:00 ]

<ソ・楽>代走を送られ交代するジョーンズ(右)とタッチする楽天・マギー

パ・リーグ 楽天9―1ソフトバンク

(3月31日 ヤフオクD)
 勝利のハイタッチ。楽天の新外国人マギーは星野監督から「ご苦労さん!」と、ひときわ大きな声でねぎらわれた。2安打3打点。2年ぶりの開幕カード勝ち越しに貢献し「とてもうれしい。この勢いを(本拠地の)仙台に持ち帰りたい」と笑った。

 恐怖の6番だ。メジャー通算61本塁打でパワーが注目されているが、チーム打撃もできる。2回無死二塁では「最低限、走者を三塁に進めようと思っていた」と右方向を意識し、狙い通りに右前に先制打。3点リードの5回も右中間に2点二塁打を放ち、貴重な追加点を挙げた。4番・ジョーンズ、5番・牧田も開幕から3試合連続安打を放つなど打撃陣は好調とあって「前の打者が出塁してくれるから、走者を還すことが自分の仕事だと思う」と目を輝かせた。

 メジャー通算434本塁打で昨季ヤンキースでも同僚だったジョーンズはオランダ代表でWBCに参加。新外国人打者にとって大事な調整期間でもある2月下旬から3月下旬までチームを離れていた。そこでマギーはジョーンズのためにオープン戦でパ・リーグの投手と対戦した際、打席で感じたことなどを書き込んだノートを作成した。開幕前にソフトバンクとの対戦がなかったため、今回の3連戦では活用できなかったが、異国の地でともに戦うジョーンズを少しでもサポートしたいという気持ちは強い。

 ジョーンズも8回に左中間二塁打。マギーと同じく来日初打点をマークし「いいスタートが切れたね」と笑った。13安打9得点の大勝に星野監督も「開幕戦はやられたけど、よく2つ返したよ」と満足そう。2日からはオリックスとKスタ宮城で対戦する。「仙台での試合が本当に楽しみ」とマギー。強い絆で結ばれた「MJ砲」が杜の都を熱くする。

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