大阪桐蔭監督に厳重注意 捕手に「極めて衝撃強い接触」

[ 2013年3月30日 19:52 ]

3連覇の夢途絶えた大阪桐蔭ナイン

第85回選抜高校野球3回戦 大阪桐蔭4―5県岐阜商

(3月29日 甲子園)
 第85回選抜高校野球大会の大会本部は30日、第3試合で大阪桐蔭の走者が県岐阜商の捕手に激しくぶつかったプレーを受け、大阪桐蔭の西谷監督を厳重注意とした。

 4―5の9回2死一、二塁で、福森の中前打で二塁走者の峯本が本塁に突入。返球を受けた神山を体当たりではじき飛ばすとボールはミットからこぼれ落ちたが、守備妨害でアウトを宣告され、試合終了となった。

 昨年ソウルで行われた18歳以下の世界選手権で大阪桐蔭の森友捕手が体当たりで負傷したことを受け、危険防止のためのラフプレー禁止を徹底した。赤井淳二審判副委員長は「一生懸命塁に向かったのは分かるが、捕手は明らかに待ち構えていた。極めて衝撃の強い接触だった」と説明した。

 グラウンドにしばらく倒れ込んだ神山は試合後「何が起こったかよく分からなかった。くらくらしたけど大丈夫」と話し、峯本は「同点に追いつきたくて自然とやってしまった。捕手には本当に申し訳ない。けががなければと思う」と神妙な面持ちだった。

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2013年3月30日のニュース