宮国 勝利呼ぶ粘投 背番号30の先輩・江川氏も期待

[ 2013年3月30日 06:00 ]

<巨・広>試合後、原監督(右)は粘りの投球をみせた宮国をねぎらう

セ・リーグ 巨人4―3広島

(3月29日 東京D)
 88年の桑田真澄以来の20歳の巨人開幕投手・宮国が粘った。

 「思ったよりも緊張しました。いつも通りではなかったですね。修正できなかった」。持ち味の制球が乱れ3四球で7回途中3失点で降板。ただ、先発投手として最低限の仕事はこなした粘りの投球が勝利を呼び込んだ。早い回での交代も頭をよぎったという原監督だが「開幕投手ですしね。彼はまだ若いので7回までいってもらった。内容はよくなかったけど、あそこまで投げたのは次につながる」と期待の続投。次世代エースは「いい経験になったとは思う。次の登板に生かしていかないと」と次回登板へ気持ちを切り替えた。

 ▼江川卓氏(巨人OB。宮国と同じ背番号30で、開幕投手を4度務める)彼はいろんな球種が、全て標準以上にいい。ただ、宮国といったら、どういう投手なのか。プロはファンへのアピールも必要。自分の(一番の)ものは一体何なのかを(ファンに向けて)出す。この日の開幕投手は、その第一歩になると思う。

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2013年3月30日のニュース