早実エース・二山 力尽く…「向こうが上だった」

[ 2013年3月30日 06:00 ]

<早実・仙台育英>ピンチにマウンドに集まった早実ナインは目を閉じて気を落ち着かせる

第85回センバツ高校野球大会8日目3回戦 早実1―4仙台育英

(3月29日 甲子園)
 好投を続けた早実(東京)の左腕エース二山(にやま)が、終盤で力尽きた。

 抜群の制球力で強打の仙台育英打線を7回まで散発3安打。しかし、疲れが見え始めた8回に暴投で同点にされ、上林に勝ち越し打を浴びた。高めに浮いた直球を「決めにいった球。ベストボール」とし「向こうが上だった。強気で攻めたが悔しい。甲子園で勝つには直球をもっと磨かないと」と唇をかんだ。それでも低めのコースを突く持ち味の投球を見せ、和泉監督は「クレバーな投球をしてくれた。良い相手とやることで経験を積めた」と夏への成長に期待した。

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