1軍出場535日ぶり!脇谷が復活V打 育成選手時代糧に

[ 2013年3月29日 21:04 ]

7回巨人2死二、三塁、脇谷が右前に逆転2点打を放つ

セ・リーグ 巨人4―3広島

(3月29日 東京D)
 巨人の脇谷が11年10月11日以来535日ぶりとなる1軍試合出場で、いきなり殊勲打を放った。

 一昨年11月に右肘を手術し、1年6カ月のリハビリを経て復活。「リハビリはすごく辛かったですけど、また出来ると信じてやってきました」。オープン戦は打率・405と好調で開幕スタメンの座をつかむと、1点を追う7回2死二、三塁の場面で、WBCにも出場した広島の今村から右前へ決勝打となる逆転2点適時打を放った。

 昨季は育成選手として1年間を過ごし、背番号は支配下登録選手時代の数字に「0」を加えた「023」。育成時のユニホームは今でも家に保管してあるという。「去年のことは絶対に忘れないように戦います」と糧にすることを誓った。

 ヒーローインタビューの途中で坂本、長野、矢野がペットボトルを持って乱入し、祝福のシャワーをかける一幕も。最高の復帰を飾った苦労人は、仲間たちの手洗い歓迎に「すごいありがたいです」と相好を崩した。

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