脇谷が逆転決勝打 宮国は67年ぶり偉業逃す

[ 2013年3月29日 20:51 ]

<巨・広>巨人の先発・宮国

セ・リーグ 巨人4―3広島

(3月29日 東京D)
 プロ野球の2013年シーズンが29日、開幕した。昨年日本一の巨人は東京ドームで広島と対戦。88年の桑田以来となる20歳での開幕投手となった宮国は7回途中3失点だったが、昨季は育成選手だった脇谷の適時打で逆転勝ちした。

 巨人は3回、先頭打者のロペスが初球の変化球を泳ぎながらもレフトスタンドへ叩き込み、1点先制した。先発の宮国は3回まで毎回得点圏へ進塁を許しながら無失点で切り抜けていたが、4回に1死二、三塁から堂林に2点適時二塁打を浴びて逆転された。

 1点を追う5回、先頭の村田が高めに浮いた変化球を捉え、高々と上がった打球は左中間へ。同点に追いついた。

 7回、走者を出しながらも粘投を続けてきた宮国が1死二、三塁のピンチを招き降板。代わった高木京が丸に犠飛を浴びて1点勝ち越しを許した。

 直後の7回、阿部、村田が連打で出塁。2死二、三塁で脇谷が広島・今村から右前へ2点適時打を放ち逆転した。

 宮国は勝ち星を挙げれば46年の近藤貞雄以来67年ぶりで、50年の2リーグ制後では初めて20歳の開幕戦勝利投手となるところだったが、偉業を逃した。

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2013年3月29日のニュース