元巨人チーフスカウトの目 大阪桐蔭・森友ら「打てる捕手」に注目

[ 2013年3月29日 12:11 ]

<遠軽・大阪桐蔭>6回2死一塁、大阪桐蔭・森友が右中間フェンス直撃の2点適時二塁打を放つ

 出場36校が出そろった。野手では将来有望な捕手が目立つ。

 大阪桐蔭・森友は下半身の回転で振れるようになり、フォロースルーが大きくなった。スローイングも安定し、攻守ともにレベルが上がった。花咲徳栄・若月、常総学院・内田も「打てる捕手」として存在感を見せた。高知・和田恋は懐に呼び込んで打てる。外野手では仙台育英・上林が昨夏に比べて癖のないトップの形がつくれるようになった。

 投手では済美・安楽がNo・1。まだ2年生だが延長13回232球を投げ抜くなどスタミナ面にも不安はない。あとは経験を積めば順調に伸びそうだ。来年ドラフトでは1位指名が競合するだろう。済々黌・大竹は、スピードはないが打者が打ちにくい軌道の球を投げる。元オリックスの星野伸之投手のように、面白い投手だと感じた。 (元巨人チーフスカウト)

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2013年3月29日のニュース