宮国 桑田以来球団25年ぶり20歳大役「楽しんで」

[ 2013年3月29日 06:00 ]

キャッチボールを終えて菅野(左)と話す巨人・宮国

セ・リーグ 巨人―広島

(3月29日 東京D)
 初の大役を担う巨人・宮国は、一番最後に球場を後にした。全体練習終了から約2時間後の午後6時前。体のケアを入念に行い、黒のカーディガンにジーンズ姿で帰路についた右腕は、短い言葉に決意を込めた。

 「できることを全力でやりたい。自分の投球をするだけです」

 20歳11カ月での開幕マウンドは20歳0カ月だった88年の桑田真澄以来、球団では2番目の若さ。さらに勝利投手となれば46年の近藤貞雄以来67年ぶりで50年の2リーグ制後は初の開幕戦勝利投手となる。「たぶん、あしたになったら気持ちも入ると思います」と本番を心待ちにしている様子だった。

 29日は長嶋茂雄終身名誉監督をはじめ、400勝投手の金田正一氏や同じ背番号30をつけた江川卓氏ら47人のOBが東京ドームに集結。昨季の5冠を祝して製作されたチャンピオンリングを現役選手に贈ることになっている。偉大なOBの前で宮国は開幕投手にふさわしい投球を披露する覚悟だ。また沖縄県糸満市からは両親も駆けつける予定。負けられない要素はそろっている。

 オープン戦4試合で3勝、防御率0・47は12球団トップの数字。原監督は「今年のキャンプからオープン戦、しっかりと力で勝ち取った。その投球を思う存分、披露してもらいたい」と大きな期待を寄せた。

 目に焼き付いている光景がある。昨年3月30日のヤクルトとの開幕戦(東京ドーム)。尊敬する内海が開幕投手を務めたが、6回3失点で負け投手となった。「あの内海さんでも緊張していた。それだけ大事な試合なんだと感じました」。当日になれば緊張するのは分かっている。それでも「投げるからには楽しんでやりたいです」と口にした。

 「やってみないと分かりませんが、納得のいく一日にできたらいいです」。昨季6勝を挙げた弱冠20歳の若武者が、2013年の巨人の先陣を切る。

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