ルーキー則本 開幕白星狙う!杉浦以来パ新人55年ぶり

[ 2013年3月29日 06:00 ]

キャッチボールで調整する楽天・則本

パ・リーグ 楽天―ソフトバンク

(3月29日 ヤフオクD)
 半世紀以上も閉ざされた扉をこじ開ける。シーズン開幕の決戦の地で前日練習を終えた楽天のドラフト2位・則本(三重中京大)は「相手はエースだけど、自分らしい投球で勝てるようにしたい」と昨季の沢村賞右腕、ソフトバンクの摂津との投げ合いに向け、意気込みを語った。

 開幕投手の本命だったエース・田中はWBCの心身の疲労を考慮され開幕を回避。2カード目の初戦となる4月2日のオリックス戦(Kスタ宮城)に回り、オープン戦で3勝0敗、防御率1・44の成績を残した右腕にまさかの大役が巡ってきた。新人の開幕投手は84年のヤクルトの高野以来29年ぶりで、パ・リーグでは58年の南海(現ソフトバンク)の杉浦以来、実に55年ぶり。仮に摂津との投げ合いを制して白星を挙げれば、杉浦以来の快挙達成となる。

 過去2年は5、4位で就任3年目は背水の陣となる星野監督は則本を抜てきした理由について「いい投手だから。これからのチームを背負って立つ男でもある」と説明。大一番に向け「できないことをするのではなく、できることをしてくれればいい」と期待した。

 母校の三重中京大は今年限りで閉校となる。則本は今月23日に最後の卒業生として卒業式に出席した。常々「自分がプロで活躍すれば大学の名前も残る」と話している右腕は「(開幕戦で)大学の名前に泥を塗らないようにしたい」と好投を誓った。失うものは何もない。自身、そして大学の名前も球史に深く刻む。

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