聖光・園部 夏春連続バックスクリーン弾!ガッツ式効果だ

[ 2013年3月29日 06:00 ]

<鳴門・聖光学院>7回2死、聖光学院・園部が勝ち越し本塁打を放ちガッツポーズ

第85回センバツ高校野球大会第7日3回戦 聖光学院4―3鳴門

(3月28日 甲子園)
 2回戦1試合、3回戦2試合が行われた。第2試合は聖光学院(福島)が鳴門(徳島)に4―3で競り勝ち、春は初の8強入り。同点の7回に4番・園部聡内野手(3年)が昨夏に続くバックスクリーン弾を放った。第1試合は史上初の3季連続優勝を狙う大阪桐蔭が、21世紀枠で出場の遠軽(北海道)に11―1で大勝。プロ注目の森友哉捕手(3年)が4安打でチームをけん引した。

 一塁ベースを回ると、園部は右拳を握った。同点の7回2死。内角低め139キロ直球をバックスクリーンまで運んだ。

 「2アウトだし、単打ではつまらない。長打が出ればいいかなと思って。少し差し込まれましたけど、うまく押し込めました。最高です」

 2球で追い込まれたが、そこからボールを挟んで変化球を4度ファウル。そして8球目を捉えた。2年生で4番を務めた昨夏の浦和学院戦でもバックスクリーンに放り込んだ。高校通算44本目。「夏は3球目。今年は追い込まれてから粘りまくって打てたのでうれしい」と振り返った。

 昨秋は公式戦9試合でノーアーチに終わった。左腰が浮き上がる悪癖が出たことで、冬はスイング改造に取り組んだ。斎藤智也監督からのアドバイスは「小笠原(巨人)の振りをまねしろ」。腰をどっしりと落ち着かせ、振り切った際にバットが体に巻き付く感覚を意識した。仲間に撮影してもらった動画や鏡でフォームをチェックした。その結果、練習試合を含めてここ15試合で6本塁打。冬の練習の成果は、自身3度目の大舞台で結果に表れた。斎藤監督は「ジーンときた。ただ者ではなくなってきている」と称えた。

 前夜は宿舎で母・知子さん(53)から「頼んだよ」と声をかけられ「分かったよ」と返した。昨夏のホームランボールを実家のリビングに飾っているという知子さんは「なくなったら大変だから、私がもらいに行きます」と2個目の記念球を喜んだ。

 初戦の3安打に続き、この日は決勝弾。甲子園では通算21打数10安打で打率・476と勝負強さが光る。チームを8強一番乗りに導いた園部は「次も打ちたい」と、自信たっぷりに言った。

 ◆園部 聡(そのべ・さとし)1995年(平7)11月10日、福島県生まれの17歳。小5からソフトボールを始める。勿来一中で野球を始め、いわき松風クラブに所属。聖光学院では1年秋から4番に座り、昨夏の甲子園は浦和学院戦で先制本塁打を放った。1メートル84、88キロ。右投げ右打ち。

 ≪県勢2校目≫聖光学院が鳴門(徳島)を破り、春は初の8強進出(夏は08、10年に8強)。福島県勢では71、00年の福島商以来、2校目となった。4番の園部は7回に中越え本塁打。昨夏に続く一発で、甲子園で2本塁打を放った打者は同県勢では初めて。

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