「後半の菊川 それを見せられた」 遠藤が逆転二塁打

[ 2013年3月28日 06:00 ]

<報徳学園・常葉菊川>8回2死満塁、遠藤が左中間に走者一掃となる逆転適時二塁打を放つ

第85回センバツ高校野球第6日2回戦 常葉菊川4―3報徳学園

(3月27日 甲子園)
 打って勝つ。その信念は不変だ。打って築いた8回2死満塁。常葉学園菊川(静岡)の3番・遠藤がこん身の一撃で決めた。

 「自分で決めてやろうと思った。真っすぐが来ると思って、100%真っすぐに張っていた」

 1ボール2ストライクから狙い通りの直球を振り抜く。強烈なスピンが掛かった打球に報徳学園の遊撃手・岸田も反応しきれない。差し出すグラブをすり抜けると左中間へ。走者一掃の逆転二塁打に「捕られるかなと思ったけど、フルスイングした結果だと思う。最高の気分」。本塁打を含む3打点を挙げた1回戦の春江工(福井)戦に続き、今度は4回の同点打を合わせチーム全4得点を叩き出した。

 新チームになった直後、感情が顔に出てしまうことを指摘され、松木主将から「雰囲気が悪くなるから必要ない」ときつい一言をもらった。やめることも考えたと言うが、仲間に助けられ「自分が上を向けば、チームに必要とされる」と思い直した。

 上位も強攻、下位も強攻で2試合連続逆転勝利。いまだに犠打ゼロの強打に、5試合1犠打で優勝した07年の春がだぶる。「逆転の報徳」に逆転勝ちして遠藤は言った。「“後半の菊川”。それを見せられた」――。

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