上林 ワンバウンド二塁打 仙台育英 佐々木監督 「あとあと大きく効いた」

[ 2013年3月25日 11:49 ]

2回表仙台育英2死満塁、上林がワンバウンドの投球を右中間へ運び2点二塁打となる

第85回選抜高校野球2回戦 仙台育英7―2創成館

(3月25日 甲子園)
 仙台育英の佐々木監督は、甲子園で12年ぶりとなる春の勝利に、「ホッとしたのが、正直なところ」と白い歯を見せた。

 点差ほど楽な試合ではなかった。初回に2点を先制、2回にもプロ注目の4番・上林のワンバウンドした球をすくい上げた二塁打で2点を追加した。「あれが、あとあと大きく効いた」と主砲の曲芸的な打撃を評価。言葉通り3回以降、相手エース・大野に翻弄された。14人連続で凡打の山が続き、3点差まで詰め寄られた。

 嫌なムードを振り払ったのが8回に飛び出した6番・小林のソロ本塁打。「みんなに安心感を与えた」とチームは勢いを取り戻し9番・佐藤がさらに1点を追加、勝利を決定づけた。

 東北勢初の優勝に向けて、「一戦一戦、強くならないと頂点に立てない。しっかりと戦っていく」と意気込んだ。

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2013年3月25日のニュース