乱投ロッテに朗報!唐川 間に合った 5回6K零封

[ 2013年3月25日 06:00 ]

<中・ロ>ロッテ・唐川は5回を2安打無失点と好投

オープン戦 ロッテ6―0中日

(3月24日 ナゴヤD)
 ロッテの右のエースが帰ってきた。故障で出遅れていた唐川が、最終戦でオープン戦初登板。5回2安打無失点と完璧な投球で完全復活をアピールした。

 「自然体でゲームに入れた。どの球種もストライクが入って余裕も生まれたので、うまくコースを突くことができた」

 1軍のマウンドは昨年7月5日の楽天戦(QVCマリン)以来262日ぶり。だが、そんなブランクを全く感じさせなかった。初回、先頭の大島を内角低めの137キロ直球で見逃し三振に仕留めると、その後も中日打線を翻ろうした。特にさえていたのが、6三振のうち4三振を奪ったカーブ。無四球で二塁さえ踏ませなかった。

 昨季は前半戦だけで8勝を挙げたが、右肘痛で7月に離脱。再発防止のために、今年2月の石垣島キャンプ後は2軍でスロー調整を続けてきた。全体練習より1時間以上早く宿舎を出て、肩や肘など全身のストレッチを欠かさなかった。「とにかくケガをしないで1年間1軍でやれる体をつくる。無理をしてケガをしたら意味がない」。19日にやっと1軍に再合流。いきなりの好投で首脳陣を安心させた。

 オープン戦では先発候補が相次いで乱調だっただけに、伊東監督は「いい球を投げてた。開幕2カード目を考えている」と開幕ローテーション入り明言した。今季は「背番号と同じ19勝」で最多勝が目標。船出前の「新生ロッテ」にようやく光が差し込んだ。

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2013年3月25日のニュース