中島プロ初二塁&米1号 守備で苦戦も…ジ軍マイナーと練習試合

[ 2013年3月25日 06:00 ]

マイナー戦に出場し、試合途中でカートに乗って球場を後にするアスレチックス・中島

 アスレチックスの中島が、ジャイアンツのマイナーとの練習試合に先発出場し、プロ入り後、初めて二塁の守備に就いた。

 ビリー・ビーンGMの方針で、ボブ・メルビン監督は「中島はあくまで遊撃手だが、チャンスを広げるために二塁もやってもらう。みんな複数ポジションを守っている」と説明。今後は二塁や三塁も守らせることが本人にも伝えられた。

 中島は日本では一度も二塁を守ったことはない。3回まで入った二塁の守備機会は3度。しかし、一、二塁間の打球をはじきそうになり、一回転して送球。併殺を狙ったゴロでは、二塁へのバックハンドトスが高く浮き、一塁へ走者を残すなど不慣れな場面も見られた。

 中島はオープン戦で打率・162と不振で、チーム最多の4失策。開幕まで10日を切った時点での二塁守備は、開幕スタメンに黄信号がともっていることを意味する。

 特別ルールで毎回打席に入った4回には、米1号となる右越え本塁打を放った。「マイナーの試合でも(本塁打が)出たのはうれしい」。中島の試練は続く。

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