尚志館 6番・関が逆転打!「お前が決めろ」監督の信頼に応えた

[ 2013年3月24日 12:12 ]

<尚志館―大和広陵>9回表、逆転の2点二塁打を放ちガッツポーズする尚志館・関

第85回選抜高校野球大会2回戦 尚志館2―1大和広陵

(3月24日 甲子園)
 尚志館が土壇場の9回に逆転し、初の聖地で白星を手にした。勝利の瞬間、腕を突き上げて喜びを表現した鮎川監督は「本当にうれしくて、手を上げてしまった」と笑顔で振り返った。

 最速149キロを誇る大和広陵の本格派右腕・立田を攻略できず、8回まで散発5安打。3、5、8回には先頭打者が出塁したが後続が凡退。1点ビハインドで9回を迎えた。

 それでも選手を「最後まで信じていた。我慢すれば点数が入ると信じていた」という鮎川監督。初の連打と四球で無死満塁の絶好機を迎えると、6番打者の関を「お前が決めろ」と送り出した。「振り抜いていけば外野に飛ぶと思っていた」という関はその信頼に応え、2ストライクと追い込まれながらも右翼線を破る逆転の2点二塁打。最後まであきらめない心で、大隅半島に初勝利をもたらした指揮官は「いい報告ができる」と故郷・鹿児島への思いを語った。

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