最北の聖地1勝!遠軽・佐藤監督「奇跡とまぐれと運だと思います」

[ 2013年3月23日 11:48 ]

いわき海星に勝利し、応援席に向かって駆けだす遠軽ナイン

第85回選抜高校野球大会1回戦 遠軽3―0いわき海星

(3月23日 甲子園)
 春夏通じて初の甲子園で、21世紀枠同士の対決を制して初白星を手にした遠軽。佐藤監督は「奇跡とまぐれと運だと思います」と快勝を振り返った。

 3回1死三塁のピンチ、いわき海星・長谷川の三塁線への痛烈な打球を柳橋主将がダイビングキャッチ。柳橋は好プレーにも「たまたま入っただけ」と謙そんしたが、指揮官は主将の常日頃の姿勢のたまものといい、「運が彼に回ってきて良かった」と話した。

 頼れるキャプテンは6回2死一、二塁、甘く入ってきたスライダーを仕留め、中堅手の頭を越える三塁打。中継ミスの間に自らも生還して3点を挙げ、「合わせなかったから伸びてくれた」と振り返った。

 過去の甲子園出場校中、最北端にある同校グラウンドはまだ雪に覆われているという。十分な練習ができないが、佐藤監督は「厳しい環境だとは思っていない。いわき海星の苦労に比べたら、寒さなんてハンディにならない」ときっぱり。2回戦は3季連続優勝を狙う大阪桐蔭と対戦する。指揮官は強豪への対策を問われ、「まったく考えていません!」と笑った。

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2013年3月23日のニュース