山本監督「100%の確信」も…選手任せ采配に非難の声も

[ 2013年3月21日 07:37 ]

 ≪侍ジャパン準決勝の重盗失敗≫プエルトリコとのWBC準決勝、1―3の8回1死一、二塁で打席には4番・阿部。首脳陣からは「重盗に行ってもいい」という選手の判断で盗塁できる「グリーンライト」のサインが出ていた。二走・井端のスタートを見て一走・内川も二塁へ全力疾走。しかし、スタートの遅れた井端はすぐに帰塁し、内川はこれに気付かず。二塁手前で気付いてぼう然と立ち止まり、追ってきたプエルトリコの捕手Y・モリーナにタッチされて2死。一発逆転の好機が消え、阿部も二ゴロに倒れて一気に敗色ムードが漂った。

 山本監督は「100%の確信があった」とした上で選手の判断に任せるサインを出したが、勝敗を左右する重要な局面では選手にも相当な重圧がかかる。しかも、打席は最も信頼できる阿部だった。「この球で行け」「ここは行くな」など明確な指示が出なかった采配には、一部では非難の声も上がった。

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2013年3月21日のニュース