マー君に好条件!決勝Tの会場 マウンド高く「縦の変化球」有効

[ 2013年3月17日 07:26 ]

WBC決勝トーナメントの舞台となるAT&Tパーク

 昨季、AT&Tパークの1試合平均の本塁打数は1・04本。これはパドレスの本拠ペトコ・パークの1・35本を下回り、「メジャーで最も本塁打が出にくい球場」である。つまり、投手にとっては本塁打の危険性が少なく、思い切った勝負ができる球場といえる。

 黒田と藪投手コーチの証言から導き出す成功のキーワードは「縦の変化球」。特にマウンドの高さを利用したフォーク、スプリット系が有効となる。

 この特徴に最も合う投手は、決勝での先発が決まっている田中だ。今大会は直球とスプリット中心に配球を切り替え、奪三振の山を築いている。準決勝で先発する前田健も縦のスライダーを持っている。投手力を武器とする侍ジャパンとしては、「ピッチャーズ・パーク(投手有利の球場)」の特徴を生かした戦い方をしたい。

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2013年3月17日のニュース