“一本足”打法で痛烈打球 中田“らしさ”出た

[ 2013年3月13日 06:00 ]

<日本・オランダ>すり足打法をやめた中田

WBC2次ラウンド1組 日本10-6オランダ

(3月12日 東京D)
 決勝トーナメントに向け、答えを見つけた。中田(日本ハム)は昨年までの打撃フォームで8回に痛烈な中前打を放つなど、4打席全てで左足を高く上げた。「気持ち良く振れました。(今後は)話し合ってやっていきます」。ドーピング検査後、内川とともに慌ただしく車に乗り込んだ中田だが、表情は晴れ晴れとしていた。

 侍ジャパンの宮崎合宿から、立浪打撃コーチの勧めですり足打法に取り組んできた。この試合まで5本の安打を放ったが、いずれも単打なのが気に入らなかった。「長打を打てる気がしない」。自分の持ち味は長打と自覚するからこそ悩んだ。

 8回の安打は結果こそ単打だったが、本来の中田を感じさせる痛烈な打球だった。2次ラウンドの台湾戦では延長10回に決勝の左犠飛。この日も8回の安打がダメ押しの2点を呼び込むなど今や打線に欠かせない存在。打撃フォームの迷いは完全に吹っ切れた。

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2013年3月13日のニュース