橋上戦略コーチ ライバル試合は機内でネット観戦

[ 2013年3月13日 08:20 ]

<日本・オランダ>9回2死一、三塁、打席に向かう阿部(左)に言葉をかける橋上戦略コーチ

 侍の「頭脳」が決勝トーナメントの対策に動きだした。侍ジャパンの橋上戦略コーチは2次ラウンド2組について「順当ならアメリカとドミニカ(共和国)が出てくるでしょう」と予想。3連覇するには、どちらも倒さなければならない相手となるはずで「2次ラウンドはできる限りテレビで試合を見る」と話した。

 同組の初戦の2試合が行われるのはちょうど渡米するチャーター機の中。そこで機内で中継を見られるように手配したという。「WiFiを飛ばしてもらえればインターネットで見られますから」。

 注目はプエルトリコ戦に先発する米国のエース・ゴンザレスだ。昨年21勝でナ・リーグ最多勝の左腕は 米国が1次ラウンドを戦ったアリゾナには行かず、所属チームのナショナルズで調整を続けてきた。このため1次ラウンドのデータはなく、何としてもライブ映像で見たい投手だった。150キロ超の速球とカーブ、チェンジアップが持ち味で「左でしょ?やっかいな投手です」と警戒した。

 さらに橋上コーチがマークするのは米国の抑えのキンブレル。「サイド気味から150キロ以上の球が来る。この投手が出てこないような展開にしないと」。すでに2次ラウンド2組が行われる米マイアミに西山スコアラーを派遣。情報戦もいよいよ佳境を迎える。

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2013年3月13日のニュース