マエケン 準決勝も指揮官ご指名!完全復活5回9K零封

[ 2013年3月11日 06:00 ]

<オランダ・日本>5回をわずか1安打で、無失点に抑えた先発・前田

WBC2次ラウンド1組 日本16―4オランダ(7回規定によりコールド)

(3月10日 東京D)
 普段はクールな前田健(広島)が、お立ち台で声を張り上げた。「決勝ラウンドも僕に任せてください!」。直前のインタビューで山本監督が「準決勝に先発させるつもりでいます」と大観衆の前で指名。それを聞いた右腕はファンの歓声に応えた。

 勝てば米国行きが決まる大一番。オランダの強力打線を5回1安打無失点に封じた。66球とリズムも抜群。左手首に不安を抱える守護神・牧田らフル回転してきたブルペン陣も休ませた。右打者の内角を突くシュート、外角へのスライダーの切れは抜群。4番・バレンティン、5番・ジョーンズをともに2三振にねじ伏せるなど、計9三振を奪った右腕は「自分で(準決勝進出を)決めたかった」と胸を張った。

 右肩に不安を抱え、2月の代表合宿中から本調子にほど遠い状態だったが「不安はあったけど、自分の中では“大丈夫だろう”と思っていた」と振り返る。今大会の初登板だった3日の1次ラウンド・中国戦も5回無失点に抑えており、これで計10回を2安打無失点で防御率0・00。「ずっと“大丈夫です”と少し強気な発言をしていました。きょうは自分の中で確信がある。大丈夫です」と完全復活を宣言した。

 準決勝は日本時間の18日か19日。1週間以上の調整期間を経て万全な状態でAT&Tパークのマウンドに上がる。準決勝でチームを勝利に導き、チームが3連覇を達成すれば過去2大会に松坂(インディアンス)が獲得したMVPの最有力候補になるのは間違いない。

 「本当にいい投球ができた。どの球もいい感じです」。誰もが思っているだろう。侍ジャパンにマエケンがいてよかった。

 ▼東尾投手総合コーチ(好投した前田健について)自分でどこに投げれば打たれないか、感覚をしっかりと持っていた。次につながる投球だった。

 ≪大会日本人記録≫先発の前田健が5回を1安打9奪三振無失点で勝利投手。過去、WBC日本代表投手の1試合最多奪三振は06年準決勝の韓国戦で上原、09年2次ラウンドのキューバ戦で松坂がマークした8奪三振。前田健はこの記録を更新した。1次ラウンドの中国戦では5回を1安打6奪三振で無失点。合計10回で15三振を奪い、三振なしはこの日の初回だけ。奪三振率は13・50と高い。また、中国戦では二塁に進めたのが2人。この日は2回、唯一安打で出塁を許したスミスが一塁で残塁。大会を通じて、一度も三塁を踏ませていない。

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