菅野 直球走らず4失点も…加藤捕手は修正能力を評価

[ 2013年3月4日 06:00 ]

<巨・ソ>初回に連続適時打を浴びて3失点の菅野

オープン戦 巨人4―4ソフトバンク

(3月3日 東京D)
 吹っ切れたように腕を振った。4回。巨人・菅野は、2安打されていた先頭・中村を139キロ直球で右飛に打ち取ると、今宮と松中も直球で追い込み、いずれも変化球で三振に仕留めた。全12球中8球が直球だった。

 「真っすぐでいく、という気持ちを持っていった。何か収穫を得て終わりたかった」。3回までに8安打4失点。初回、先頭・中村への3球目に直球のサインに首を振り、3球続けて変化球を選んだ。そしてカットボールで右翼線二塁打を浴びて、一気に3点を失った。

 「あそこが全て。真っすぐが走っていなく、受け身になった」。実戦3試合目で初失点。「がっかりする部分はあります」と振り返ったが、最後は、直球の切れを少しでも取り戻した。捕手の加藤も「あそこで修正できるからね」と評価した。

 「いい勉強になったでしょう」と原監督。東京ドームは10年7月26日に大学日本代表として、NPB選抜戦で登板して以来951日ぶり。菅野は憧れだった巨人のユニホームで本拠地のマウンドに立ち「毎回打たれているのにファンの方が声援を送ってくれた」と感謝した。公式戦デビューは29日からの広島との開幕3連戦(東京ドーム)が濃厚。この経験を糧に再び本拠地に戻ってくる。

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2013年3月4日のニュース