上原、カット切れて1回2K 2試合連続で3者凡退に

[ 2013年3月1日 06:00 ]

オリオールズ戦の3回に登板し、1回を三者凡退に抑えたレッドソックス・上原

オープン戦 レッドソックス3―5オリオールズ

(2月27日 サラソタ)
 レッドソックスの上原が27日(日本時間28日)、古巣オリオールズ戦でオープン戦2度目の登板。3回から3番手で1イニングを投げ、2三振を含む2試合連続の3者凡退に抑えた。まだ2月、実戦でもテーマを持って臨んでいる。この日は習得中のカットボールについて「(打者が)どういう反応、打球になるのかを知りたかった」と掲げた。

 簡単に2死を奪い、メジャーデビューから7年連続で2桁本塁打をマークしている左打者マーカーキスを迎えた。カットボールだけで勝負し、3球ファウルの後に見逃し三振。宝刀フォークを封印して、好打者を抑え込んだ投球に「思った通り(の反応)だった。もっと伸びしろがある。この時期にしては十分」と手応えを口にした。

 レンジャーズに所属した昨季オープン戦では、初戦から3試合連続で失点するなど、9試合で防御率10・61。極度の乾燥でボールが滑るアリゾナから、2年ぶりにフロリダでキャンプを過ごしていることも好結果につながっている。過去に開幕前に故障した経験から、あくまでマイペース調整ながらも「3月中旬まではいろいろ試す。まだまだ上がっていく」と37歳は口も滑らかだった。

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