賢介をMLBサイト称賛 「守備で印象的なデビュー」

[ 2013年2月25日 06:00 ]

エンゼルス戦の8回、三ゴロに倒れるジャイアンツ・田中

オープン戦 ジャイアンツ4―1エンゼルス 

(2月23日 アリゾナ州スコッツデール)
 マイナー契約でジャイアンツに移籍した田中も華麗な守備で、目の肥えた本場のファンから喝采を浴びた。

 5回から二塁の守備に入り、オープン戦初出場。「開幕戦みたいに緊張した」というが、6回に三ゴロ併殺で素早い一塁への送球を見せると、8回1死一塁では中前に抜けそうな打球に追いつき、4―6―3の併殺を完成させた。「存在感を少しは示せたかな」と上々の滑り出しに手応え。日本ハム時代にはゴールデングラブ賞を5度獲得している背番号88について、大リーグ公式サイトも「タナカが守備で印象的なデビューを飾った」と報じた。

 初打席は5回無死二塁で遊前にゴロを転がし、走者を三塁に進めた。8回は三ゴロ。初安打は出なかったが、ブルース・ボウチー監督も「彼にとっては全てが新しいこと」と結果は気にしていない。昨季、世界一に輝いたチームはレギュラーの戦力は充実しており、指揮官も「うちは(ベンチ入り25人の中で)23、24、25人目の選手が重要」と話す。ユーティリティーとしてメジャー昇格を目指す田中は「チャンスは来ると思うので、しっかりものにできるようにやっていきたい」と力強く語った。

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2013年2月25日のニュース