浩二監督「非常につらい選択」…野手落選を決めた3つの理由

[ 2013年2月21日 06:00 ]

厳しい表情で記者の質問に答える山本監督

侍ジャパン最終メンバー28人発表

(2月20日)
 会見場にはテレビカメラ13台が並び、集まった報道陣は100人を超えた。山本監督は姿を見せると、まずその数に驚いたが、すぐに真顔になり、28人の最終登録メンバーを力強く読み上げた。

 「毎日のようにスタッフとミーティングをしまして、いろんなことを想定しながらきょうまで悩みました。非常につらい選択だった。(落選した選手には)何かあればすぐはせ参じてほしいという気持ちを伝えました。外れた5人も侍ジャパンの一員です」

 連日、食事を首脳陣で取り、その後は監督の自室へ。深夜にまで議論が及んだこともある。この日も紅白戦後、すぐに宿舎へ戻り、ミーティングに入った。そして、大部屋に山本監督以下、6人のコーチが並び、落選した5人を同時に呼んだ。戦略上の点から外したこと、そして28人にアクシデントが出た場合は追加招集することを告げた。最後に力強い握手で選手を送り出した。

 投手は右肩の張りで登板できなかった浅尾、紅白戦も含め2試合連続失点の山井が外れた。野手については「(内外野で)12人しかおらず、頻繁に選手を代えることはできない。試合後半になっての戦い方を考えた」と説明した。(1)国際大会で、控えは代走よりも代打を使うケースが多い(2)外野陣は長野、糸井、内川とフル出場が予想される――この点から聖沢、大島の昨季セ・パの盗塁王の外野手を外した。村田は「右の大砲」という点で中田とかぶる。一塁も守れる中田を優先した。結果的に体調に不安の残る選手が外れた。

 最終登録メンバー28人は決まった。山本監督は「3月2日の1次ラウンド初戦にピークにもっていけるように。心を一つにして戦っていこう」と呼びかけた。本大会まで4試合の実戦を経て開幕を迎えるが、問題は山積だ。効果的に得点できる打順や、抑え投手の確立。さらに先発陣も前田健が右肩に不安を抱える。過去2大会に比べても、選手の状態が良いとは言えない。指揮官がいかにチームを上昇気流に乗せるか。本当の勝負が始まる。 

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