マー君 与田コーチ助言で変身「一段階、上がった」

[ 2013年2月21日 06:00 ]

ブルペン投球を終え与田コーチ(右)と話をする田中

侍ジャパン最終メンバー28人発表

(2月20日)
 50球目を投げ終え、マウンド後方に下がった。ゴルフで芝目を読むように田中(楽天)は、軸足と踏み出した左足の跡を確認。本塁へ一直線になった足跡が上昇のサインだった。

 「一段階、上がったと思います。よくなりました。きょうは手応えを感じましたね」。

 紅白戦登板がないことから田中はブルペンで調整した。前半は不満顔。直球、スプリットが引っかかり気味に低く外れた。14球目からは3球続けてチェンジアップが右打席後方まで抜けた。だが、48球目の直前、与田投手コーチの助言で球筋が徐々に安定した。足の幅の半分ほど、三塁側にインステップしていた左足を真っすぐ踏み出すように矯正。田中も「去年からズレていました。後半(の投球)はよかった」と手応えを口にした。

 インステップすると、より体をひねってボールを投げなくてはならない。上半身は横回転する傾向が強く、腕が横振りになる。助言の後は上半身が縦回転に変化。腕を振り下ろす感覚が戻り、球筋の左右のばらつきは激減した。直球の球威もアップし「監督に“俺の背番号やないか”と言われたので、計算通りですって言いました」と充実の88球に笑みもこぼれた。

 滑るWBC球が原因と考えていた制球面の不安だが、フォーム矯正で投げ下ろす感覚は戻った。「もっと、もっと上げていけるように調整していきたい」。急ピッチで増やすと言ったブルペンで、侍エースに笑顔が戻った。

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