牧田 スーパークイック!糸井脱帽「しないでよって言ったのに」

[ 2013年2月21日 06:00 ]

超速クイックを武器に2回1安打無失点と好投した牧田

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(2月20日)
 完璧にタイミングを外した。糸井はただぼう然と見送るだけだ。牧田(西武)のスーパークイックがその切れ味を見せつけた。

 「差し込まれてるようだったし、他の打者もあのクイックと普通の間合いで投げると、合っていないと思いました」

 4回だ。与田投手コーチのリクエストで、糸井の2球目に試した。始動から捕手が捕球するまで1・1秒台で速いとされるクイック。牧田のそれは1・0秒台の超速でボールが到達する。「しないでよって言っていたのに。本当にタイミングが取りづらい」。選球眼と反応は球界トップクラスの糸井もバットを振ることすらできない。スライダーをファウルさせて追い込むと、最後は完全なストライクの直球で見逃し三振に仕留めた。

 「持ち味は出せたと思います。走者なしのクイックは有効じゃないかと感じた。(本番でも)自分の術中にはまってくれればいいですね」。2回を1安打無失点。文句なしの結果なら、内容的にも世界へ通用することを証明した。牧田は左右高低、投げるボールの緩急に加え、投球モーションの緩急でストライクゾーンを立体的に使う。さらに他国は数少ないアンダースロー特有の軌道もある。山本監督は「奥行きでも、タイミングを外せる投手。彼は大きな武器になる。守護神の有力な候補」と言い切った。

 浅尾が外れたクローザー候補に急浮上したサブマリン。投手陣の配置は近日中に決まる。牧田は「侍の宝刀」として世界のマウンドに立つ。

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