なぜ滑る?WBC公式球 手になじませる前にボール交換が原因

[ 2013年2月19日 06:46 ]

ブルペンでの投球中にボールを確認する沢村

侍ジャパン宮崎合宿

(2月18日)
 侍投手陣が、ブルペンでの投球練習でWBC球への対応策に乗り出した。

 馬革で滑りやすいWBC球に対し、対応に苦慮する投手が続出。エース田中も17日の広島との強化試合で制球を乱し、2回2失点で37球を費やした。

 原因の一つはファウルなどのボールチェンジ。手になじませる前に、ボールが交換されるためだ。このため、18日のブルペンでは常に真っさらなボールを持ち、5~10球ごとにボールの交換を促し練習。試合を想定した定期的なボール交換で「新球」への対応力を高めること狙いがそこにはあった。

 涌井、沢村以外の4投手が取り組んだが、制球に定評のある摂津でさえ、替えた当初はボールが高く浮くなど「(球が)替わるのは難しい」と試行錯誤していた。

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