球児 新球に手応え!バットへし折り「キャンプファイアだ」

[ 2013年2月19日 06:00 ]

堂々とした投球を見せたカブス・藤川

 カブスの藤川がキャンプ初の打撃投手を務め、新球に手応えを得た。

 5人中3人目の右打者、ゴンザレスを迎えた時だった。クリス・ボシオ投手コーチから指示を受け、外角にカットボールを2連投。そして3球目、内角ツーシームでバットをへし折り、ボテボテの遊ゴロに仕留めた。「コーチが(折れたバットで)キャンプファイアだって、喜んでました。配球が組みやすい」と、2つの新球で圧倒。「両方とも使えそうなめどが立った」と自信をつかんだ。

 アリゾナ州は乾燥した気候で、ボールが滑りやすい。ボシオ投手コーチも「ここでボールにいいスピンをかけるのは難しい」と認める環境下での好投は、藤川にとっても大きな前進だ。高めの直球で1度、フォークで2度の空振りを奪うなど、日本時代から投げている球種の手応えも上々。「いい内容。イメージしている(通りの)打者の反応だった」と計23球を振り返った。

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2013年2月19日のニュース