阿部収穫あった!ボール、ゾーン、連係3大課題確認

[ 2013年2月18日 06:00 ]

<侍ジャパン・広島>球審からストライクコールを受ける阿部

WBC強化試合 日本代表0―7広島

(2月17日 サンマリン宮崎)
 捕手として、4番として、主将として。阿部は心を砕き、ひたむきに動いた。初の実戦。侍ジャパンを背負う男が、気温同様お寒い試合の中、それぞれの立場で「3つの考え」を熱く実践した。

 (1)捕手・阿部=滑るボールへの対応

 エース田中をはじめ3投手をリード。屋内のブルペンとは滑り方が違った。「練習よりも滑る。だいぶ厄介だね。普段の感覚だと抜けるし、しっかり握ると引っ掛ける」。試合後には、居残り特打の打撃投手を務めて確認。約30分間投げて「よく分かった」という。

 どうするか。投手陣共通の対策はない。「個々で修正し、対応してプラスにできればいい」。気温や環境(屋内外)で滑り具合がどう変わるのかを確認し、対策は各自に任せる形を取った。

 (2)4番・阿部=国際大会のストライクゾーンを確認

 この日の球審は台湾プロ野球(CPBL)から招いた尤志欽(ヨウツーチン)氏。外に広い傾向を想定し4回、左腕・久本の外角の変化球を確実に捉えた(遊直)。「あの打球が自分のバロメーター」と手応えを口にする一方、ボールと思って見逃した外角を2球ストライクに取られ「順応したい」と話した。

 (3)主将・阿部=コンビネーションの確認と徹底

 初めて組む守備陣。試合中にベンチで、ナインに連係プレーなど確認するよう対話を促した。5回には、練習していなかったピックオフプレーを実践。無死一塁で、一塁・稲葉がバントに備えて前進して走者を誘い出し、二塁の鳥谷がカバーに入る。アウトにはできなかったが「1回でできましたね」と笑った。

 「みんな技術は一流だから。少しでも早く(実戦)感覚を取り戻せるようにしたい」。阿部がいれば、この完敗もチームの糧となっていく。

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