こわもてドラ4赤堀 ハマのチンピラ弾!本当は25歳苦労人

[ 2013年2月17日 06:00 ]

<日・D>4回2死、ソロ本塁打を放ったDeNA・赤堀はナインとハイタッチ

練習試合 DeNA8―9日本ハム(特別ルール)

(2月16日 名護)
 追い込まれても、持ち前のフルスイングは捨てなかった。4回、フルカウントからの7球目。DeNAドラフト4位・赤堀(セガサミー)は日本ハム・榎下の外角直球を捉えると、打球はバックスクリーン左で大きく弾んだ。

 「奇跡っす…。あっ、入ったって。いや、びっくりしましたよ」

 凡退した1、2打席目は結果を欲しがるあまり、上体が前に突っ込んだ。「球を呼び込んで打つ」。そう念じて迎えた第3打席。赤堀本来のフォームで最高の結果を出した。6回には左太腿への死球で出塁し、8回も左前打と当たりまくった。

 25歳でプロ入りした苦労人だ。立正大では4年秋に東都大学リーグで、当時1年だった亜大の東浜(現ソフトバンク)から左越えに特大の本塁打を放った。プロからも注目されたが、指名はなし。社会人で3年間過ごし、ついに夢をかなえた。

 1メートル88、91キロの恵まれた体格。こわもての風貌も重なり、同僚や球団スタッフから「ハマのチンピラ」と呼ばれている。「いや、僕ワルじゃないんです。普通っす」。風貌とは対照的な素朴な性格。すっかりチームに溶け込み、練習の合間には4歳下の筒香とお互いの「デカ尻」をぶつけ合ってじゃれ合う。キャンプ休日も2軍の試合に出場。休む暇はないが「今まで大きなケガをしたことがないんで大丈夫っす。気合っす」と頼もしい。

 1位・白崎(駒大)と6位・宮崎(セガサミー)が故障で相次いで離脱。新人野手で唯一1軍キャンプに残った赤堀を「5番・左翼」で先発起用した中畑監督は「実戦派だね。ベテランみたいな雰囲気がある。チャンスを与えたくなるよね」と喜んだ。待望の和製大砲の出現。「ハマのチンピラ」でもいい。たくましく育ってくれれば。

 【「ハマの」アラカルト】

 ☆ハマの番長 エルビス・プレスリーに憧れて始めたリーゼントの髪形がトレードマークの三浦大輔の愛称。性格は礼儀正しい。

 ☆ハマの大魔神 日米通算381セーブを挙げた佐々木主浩が「魔神」と命名され、さらに相手チームに大きく立ちふさがることから「大魔神」に発展した。

 ☆ハマのおじさん 工藤公康が07年1月の入団会見で「愛称?ハマのおじさんでいいよ」とちゃめっ気たっぷりに答えて定着。

 ☆ハマのもこみち 12年ドラフト1位・白崎浩之が俳優の速水もこみち似の端正な顔立ちをしていることから、駒大の先輩でもある中畑監督が命名。

 ◆赤堀 大智(あかほり・だいち)

 ☆生年月日 1987年(昭62)4月13日、静岡県生まれの25歳。

 ☆球歴 小2から野球を始める。掛川西3年の夏はエースで静岡大会ベスト4進出に貢献。高校通算22本塁打。立正大に進学後は外野手に転向。2年春からレギュラーを獲得し、4年時には秋季リーグおよび明治神宮大会を初制覇。10年にセガサミー入社。

 ☆サイズ 1メートル88、91キロ。「ウエートトレーニングをして体をでかくして飛距離を伸ばしたい」と95キロまでの増量を目標に掲げる。

 ☆投打 右投げ右打ち。遠投115メートルの強肩と50メートル6秒0の俊足が武器。

 ☆好きな言葉 「気合っす」。自分の武器、アピールポイントを聞かれると必ず口にする。

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