松田 “長野スタイル”11発 新打法のお手本にくぎ付け

[ 2013年2月16日 06:00 ]

山本監督(後方)が見守る中、特打を行う松田は新打法で柵越えを連発

侍ジャパン宮崎合宿

(2月15日)
 松田(ソフトバンク)の新打法が完成に近づいた。昨季は死球による右手甲骨折で2カ月間の戦線離脱。今季は死球による故障防止へ、長野を参考にホームベースから約5センチ離れて立つ新スタイルに挑戦中。その長野とフリー打撃で同組に入った。

 ソフトバンクの春季キャンプでは「離れて立つと外角球を追い掛ける」と習得に苦心していたが、目で見て耳で聞く環境が整い「打席で立つ位置とかも聞ける。勉強になることが多い」と1歳下の長野の一挙一動にくぎ付けとなった。

 その効果がすぐに出た。中田、大島と行った居残り特打では、全体で初の柵越えとなる推定飛距離120メートルの「侍1号」をマーク。96スイング中11発の柵越えを放った。「(WBC球は)統一球と違い無駄な力が必要ない。払う感覚で振れた」と松田。苦悩したキャンプ中と違い、手応え十分の笑顔だった。

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2013年2月16日のニュース