ブラッドリー「意識的」?58球投げてボール球32球

[ 2013年2月15日 06:00 ]

フリー打撃に登板した中日・ブラッドリー

 期待の新戦力が微妙な形でベールを脱いだ。中日の新外国人、ブラッドリー投手(27)が14日、初めて打撃投手として登板。制球に苦しみながらも最速は144キロを計測し、変化球も要所に決めるなど、つかみどころのない印象を残した。

 メジャー通算424投球回で138与四死球。元来は制球力が持ち味の助っ人が乱れた。森野と中田亮に計58球を投げ、実に32球がボール球。ただ、ストライクゾーンに来た直球にはバットが差し込まれる場面も目立ち、計26スイングで安打性は3本だった。

 「意識的にボールゾーンに投げるようにしていた。全てがオーケーとは思わないが、この時期としては十分」と右腕は涼しげな顔で振り返った。

 「分からないとしか言いようがない。ただスライダーを外から入れてこようとしたり、日本向けの投球をしようとしていた」と森野は微妙な評価に終始。セットアッパーとして起用する方針の高木監督も「ケージが2カ所で(防球)ネットもあって、集中できんでしょう。まあ、これからやない」と本領発揮を心待ちにしていた。

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