マー君、全身侍ブルー「自分が背負えるものは背負う」

[ 2013年2月15日 06:00 ]

空は青空、スーツ、ネクタイ、靴も青。久米島出発前に会見する楽天・田中

侍ジャパン 15日から宮崎合宿

 南国の空のように鮮やかなブルーだった。侍ジャパンのエース、楽天・田中はスーツ、ネクタイ、靴を青で統一。晴れやかな表情でキャンプ地の沖縄・久米島から代表合宿地の宮崎に移動した。「いよいよ始まる。自分が背負えるものは背負い、できることをやりたい」と決意表明した。

 1月31日に仙台から久米島に移動した際は、球団支給の黒のスーツに、えんじ色のネクタイを合わせていた。侍ジャパンのホーム用ユニホームは、白地に藍色で「JAPAN」の文字が入り帽子やソックスなども青色系で統一されている。服装については「たまたまです」と話したが、気持ちに区切りをつけるかのような「侍仕様」のファッションに、WBCへの意気込みを感じさせた。

 キャンプ唯一の実戦登板となった12日の紅白戦は、2回2安打1失点だったが「腕を振って投げることができた」と手応えを感じた。前日のブルペンでは、決め球のスプリットの握りを変えた「新球」も試投しており、できる限りのことをやってきた自負もある。

 既にWBCの開幕戦でもある3月2日のブラジル戦の先発が内定している。代表宿舎でのミーティング後には、写真撮影で代表のユニホームに袖を通した。「前回とは違って期待してもらっている。その期待にしっかり応えたい」。代表最年少の20歳で先輩の背中を追った前回大会とは違う。4年の時を経て、押しも押されもせぬエースとして日の丸を背負う。

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