マー君 「どう変化するか分からない」変形スプリット

[ 2013年2月14日 06:00 ]

WBC公式球に試行錯誤しながらブルペン投球する楽天・田中

 初戦のブラジル戦に先発することが内定している楽天の田中は沖縄・久米島キャンプの最終日にブルペン入りし、決め球スプリットボールの「変形版」を試投した。

 普段、スプリットを投げる際は人さし指と中指をボールの縫い目にかけているが、WBC球で同球種を投じる際に片方の指だけをかけることで左右に不規則に動きながら落下。「中指をかけたら(スライダー気味に動くと思っていたのに)シュート気味に動いた」と振り返ったが、練習を重ねれば本大会で大きな武器になる。

 野球評論家の桑田真澄氏も視察する前で40球を投げ込み「ワインドアップのフォームのバランスを確認した」と話した。今キャンプで唯一の実戦登板となった前日の紅白戦では2回2安打1失点も「しっかり腕を振って投げることができた」と手応えは上々。田中の世界3連覇を目指す戦いが、もうすぐ始まる。

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