東浜 侍斬り!投球術で内川、松田のバットへし折った

[ 2013年2月12日 06:00 ]

シート打撃に登板し、内川(左)のバットを折り遊ゴロに打ち取るソフトバンクのドラフト1位・東浜

 130キロに満たない直球でもバットは折れる。ソフトバンクのドラフト1位・東浜(亜大)が、それを証明した。シート打撃に初登板し、内川と対戦。外角低めに投じた129キロの直球で遊ゴロに仕留めた。しかもバットをへし折ってみせた。

 「抜きスト(レート)。大学で覚えました。アピールしようとは思っていなかったけどできたのかな」。初球は137キロ直球。2球目、東浜は投球の際、瞬時に腕の振りを鈍らせ8キロの球速差でタイミングを外した。その結果、バットの先に当たって折られた内川は「直球に強弱をつけていた」と驚きを隠せない。頭脳派右腕は、侍ジャパンでも主軸を期待される相手をバットの芯を外すことで簡単に打ち取った。

 松田もカット気味の外角直球でバットを折り、遊ゴロに打ち取った。本多も中飛で侍ジャパントリオをピシャリ。打者9人に2安打の内容に「最低ラインより低いかな。納得する球は何球かあったけど。侍代表候補?この時期なんで何とも言えない」と振り返ったが、ロッテ・八島スコアラーは低めの制球力を評価し「(西武の)涌井のよう」と警戒を強めた。次回は14日の紅白戦に登板予定。東浜の本領がさらに発揮されそうだ。

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