巨人偵察陣も警戒!コンラッド あいさつ代わりの一撃

[ 2013年2月11日 11:37 ]

<日・神>2回1死一塁、右前打を放った阪神・コンラッド

 阪神に新加入したブルックス・コンラッド内野手(33=前レイズ)が10日、初の対外試合となった日本ハムとの練習試合(名護)に「6番・DH」で先発出場。2回の初打席で、いきなり右前に初安打を放った。

 「感じとしてもよかった。興奮する状況だったけど、バッティングカウントで甘い球を逃さず打てたのはよかった」

 打撃手袋を装着しない「素手スタイル」で左打席に入った2回1死一塁。日本ハムの先発右腕・中村の外角低めのツーシームを引っ張った鋭い打球は右前へ。一走の新井良は一気に三塁を陥れ先制機を拡大した。やや強引な打撃にも見えたが、和田監督は助っ人の意図を代弁し称えた。

 「一、二塁間を狙っていたね。ケースバッティングができていた。効果的なヒットだった。右も左もある程度やっていけると思った」

 緻密さが求められる日本の野球にも、十分に適応できることを証明するセンスの良さが凝縮された打席だった。「左で打つのは初めて見たけどコンパクトに振っている。真っすぐのタイミングだけで大振りしているわけではない」。ライバルの巨人・中里スコアラーも新助っ人に警戒警報を発令した。

 「日米の野球の違いはそんなに感じなかったよ。(日本も)レベルが高いな、と思ったけどね。もう少し振り込んで、しっかりやっていきたい」。11日の韓国LG戦(宜野座)では「6番・三塁」で先発。打撃はもちろん、守備でもファンの心をキャッチする。

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2013年2月11日のニュース