マエケン ぶっつけ144キロ 右肩問題なし

[ 2013年2月11日 06:00 ]

紅白戦に登板し2回を1安打1失点だった広島・前田健

広島紅白戦 白組2―3紅組

(2月10日 天福)
 「ぶっつけ本番」で最速144キロを計測した。侍ジャパン代表候補の広島・前田健が初の紅白戦に登板。右肩の張りを訴え、8、9日とブルペン入りを回避したが、2回1失点と上々の試運転となった。

 「思っていたより良かった。納得はしていないけど、想像よりもいい球があった。全力投球ではなく6~7割の力。意外にスピードが出ていた」

 課題も見つけた。WBC球で得意のカーブの制球に苦しみ「滑ったり滑らなかったり…。コースに全球種を投げられるようにしないと。そこを修正したい」と口にした。右腕の手元には代表用のグラブが届いている。左の手のひらが当たる部分に「SAMURAI JAPAN」と書かれたものと、グラブの網に日の丸、左手の部分には2連覇を意味する「☆☆」が入った2種類。侍ジャパンを背負う準備と覚悟はできている。

 「打者の反応を見られたのは収穫。実戦で投げられる状態にして代表合宿に合流したい」。次回登板予定の14日の紅白戦は「仕上げ」の場だ。

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2013年2月11日のニュース