モーガン快音&騒音 英語で絶叫 友利コーチに怒られた

[ 2013年2月10日 06:00 ]

初回1死三塁、DeNA・モーガンは足を上げて適時打を放つ

DeNA紅白戦 紅組1―0白組

(2月9日 宜野湾)
 打って走って怒られて。まさにモーガン劇場だった。DeNA・モーガンは来日初実戦の紅白戦を終え「きょうは楽しめた。仲間と戦う雰囲気を味わえた」と満足げに振り返ったプレーはあらゆる意味で衝撃だった。

 紅組の3番・DHで出場予定だったが、白組の下園が体調不良で欠場すると白組での出場も志願。紅組の初回1死三塁で国吉の外角高めのボール球に反応して右前適時打を放つと、直後の白組の初回にも打席に向かい、加賀美から左前打。初回だけで2安打を放ち、初盗塁も決めた。

 これだけで終わらない。二盗直後にアウトカウントを間違え、二塁を飛び出すボーンヘッド。さらに、一塁ベンチから「味方を鼓舞するために」英語で絶叫していたところ、三塁ベンチの友利投手コーチから「モーガン!シャラップ!」と怒鳴られた。それでも中畑監督は「カウントを間違えるあたりが俺と似ている。見出しになりたいことをするタイプかな」と頼もしそうに見つめた。

 球団側は人気急上昇中のモーガンのオリジナルTシャツを今月中にも発売することを決定。開幕前から新外国人の個人グッズが販売されるのは異例だ。デザインは「DANGER、オレを怒らせると痛い目に遭うぞ」などが検討されている。自ら複数の人格を持つと公言し、試合では「トニー・プラッシュ」なる男に変身するという。「きょうはトニー?見ての通り」とニヤリ。何とも破天荒な男が力強い一歩を踏み出した。

 【モーガン破天荒メモ】

 ☆ヘッドロック 1月29日に来日した際、成田空港で待ち構えていた記者を捕まえ、ヘッドロックやアッパーなどハイテンションなパフォーマンスを披露。

 ☆会見 1月30日の入団会見では、今したいことを聞かれ「ジェットコースターに乗りたい」と発言。

 ☆赤鬼 2月3日の節分の日には、赤鬼のカツラをかぶりおどけてみせたほか、鬼に扮した報道陣に容赦なく豆を投げつける。

 ☆フリー打撃 2月7日のフリー打撃では、自分の順番が終わった後に「左投手を打ちたい」と他の選手の順番で打席に入ろうとし、首脳陣に止められた。

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2013年2月10日のニュース