今村 WBC球で“上原ばり”フォーク上々手応え

[ 2013年2月9日 07:03 ]

シート打撃に登板し好投する今村

 侍ジャパン候補の広島・今村猛投手(21)が8日、日南キャンプでワールド・ベースボール・クラシック(WBC)の公式球を使ってシート打撃に初登板。上原浩治(レッドソックス)ばりの高速フォークで2三振を奪った。世界斬りの切り札となる変化球には、右腕も「悪くなかった。大丈夫だと思います」と手応え。最終選考生き残りへ、光が見えた。

 正午の気温7・4度。冷たい風が肌を時折突き刺す中、侍ジャパンの最年少右腕は熱投を披露した。当初「少し滑る」と感想を漏らしたWBC公式球を使い、打者8人に対して直曲球を織り交ぜ投じた29球。中でも習得した“上原フォーク”に好感触を見いだした。

 「フォークを試したいと思って投げた。イメージしていた軌道? もう少しうまくいくと思うけど、悪くなかった。大丈夫だと思います」

 許した2安打は、いずれも弱い当たりながら飛んだコースが不運だったもの。天谷、木村を空振り三振、庄司を三邪飛、迎を三ゴロと4人続けてフォークをウイニングショットに使って仕留めた投球は、圧巻だった。

 新春4日の始動日からWBC球を使って練習を開始。右腕は当時「スライダーは抜けるけど、指に挟むボールは影響が少ない。上原さんのように速く見えるのが理想。スピードがあれば、それほど落差がなくても、詰まらせて打ち取れると思うので」と語っていた。

 この日の最速は145キロ、フォークは133~5キロを計測。野村監督は「猛はまだスピードが出る」と証言する。実際、今村が落ちる球を投げ始めた昨季終盤には、130キロ台後半をマーク。何より、上原は06年のWBC優勝に貢献するなど、国際試合にめっぽう強かった。21歳が手応えを感じるのは当然だった。

 「ただ、スライダーはまだ制球できていない。直球も、際どいコースに投げる精度がもう少し。制球をもう少し磨いて合宿に入りたい」

 15日の代表合宿スタートまで残り1週間。最終メンバー生き残りへ、今村は好感触と自信を抱きながらも、より一層、気を引き締めていた。

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