釜田“ヨシボール”継承!師匠・佐藤コーチから極意伝授

[ 2013年2月7日 06:00 ]

楽天・釜田のカーブの握り。佐藤コーチから「ヨシボール」を伝授された

 「ヨシボール」継承だ!楽天・釜田がフリー打撃に登板。森山、鉄平に改良中のカーブを投じ、「打者の体勢を崩せた。より精度を上げたい」と手応えを口にした。

 高卒新人だった昨季に7勝を挙げたが、今季の目標は「200イニングで15勝」。その鍵を握るのがカーブのレベルアップだ。今キャンプから「ヨシボール」の使い手だった佐藤投手コーチにカーブを投じる際の腕の振り方、球の抜き方を伝授されている。「ヨシボール」はカーブではないが、大きく縦に落ちる球筋を目指す点では一緒だ。奇遇にも同コーチの名前が義則(よしのり)で、釜田は佳直(よしなお)。「握りは変えてないけど、去年よりリリースを前にしている。腕を振った後に球が来る感じが理想。去年はカーブで空振りが取れなかった。今年は取りたい」と意気込む。

 エースの田中はWBCに出場するため、首脳陣がシーズンへの影響を考慮し、他の投手が大役を担う可能性もある。1月にはその田中と合同自主トレも行った19歳は「不可能ではないと思う。開幕を目指したい」と目を輝かせた。

 ▽ヨシボール 元オリックス・佐藤義則の現役時代の決め球。指が短くフォークの握りができないため、人さし指と親指で球を挟んで抜くように投げる。打者の手元で縦に鋭く落ちる。

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2013年2月7日のニュース