松井氏 ヤ軍キャンプ臨時コーチ断っていた 理由は夫人の出産

[ 2013年2月6日 06:00 ]

ヤンキースからのキャンプ臨時コーチ就任要請を既に断っていた松井氏

 昨季限りで現役を引退した松井秀喜氏(38)が、古巣のヤンキースから今春キャンプの臨時コーチ就任要請を受け、既に断っていたことが分かった。4日(日本時間5日)、大リーグ公式サイトのブライアン・ホッチ記者が、自身のツイッターで伝えた。

 同記者は、オファーを断った理由は「夫人が出産を控えているため」と報道。第1子が3月に誕生予定で、キャンプ、オープン戦の時期と重なる。ヤ軍の一員としてのイチローとの「初共演」も期待されたが、今回の実現はならなかった。

 ヤ軍は先月10日、ハル・スタインブレナー共同オーナーが「何らかの形でファンの前に出られるよう、球団として真剣に話し合っている」と引退記念セレモニーなどを検討していることに言及。ブライアン・キャッシュマンGMも同24日、松井が再びヤ軍のユニホームに袖を通すことを歓迎し「彼はそういう話を私にできる」と話すなど、受け入れ態勢が整っていることを明かしていた。

 今春キャンプでのコーチ就任はなくなったが、シーズン初戦となる4月1日(同2日)レッドソックス戦(ヤンキースタジアム)でのセレモニーや来季以降の指導者就任が検討されている。今後、「ヤ軍・松井」はパパとしてファンの前に姿を見せることになりそうだ。

 ▽大リーグのキャンプ臨時コーチ 「ゲスト・インストラクター」などと呼ばれる。松井氏のメジャー1年目の03年キャンプでは「ミスター・オクトーバー(10月)」の異名を取った殿堂入り外野手レジー・ジャクソン氏や、85年ア・リーグMVPの一塁手で現ドジャース監督のドン・マッティングリー氏らが務めた。今年は、11年限りで現役を引退した強打の捕手ホルヘ・ポサダ氏が務める。

続きを表示

2013年2月6日のニュース