楽天ドラ2・則本 武器は“上を向いて投げよう”投法

[ 2013年2月5日 06:00 ]

投球練習する楽天・則本。テークバックまでは顔は本塁方向に向いているが、リリース直前では上を向き

 先発候補に急浮上だ!楽天のドラフト2位、則本昂大投手(22=三重中京大)が、沖縄・久米島キャンプ4日目で早くも3度目となるブルペン入り。リリース時に顔が上を向く独特のフォームから、強烈に伸びる直球と多彩な変化球を投げ込んだ。

 新人でただ1人、1軍キャンプでスタートした右腕は「自分のペースで投げられました。変化球もチェンジアップとスラーブを投げて良かったと思う」と汗を拭った。

 スリークオーターから最速154キロの直球を投じる剛腕。何種類もの軌道を描くスライダーなど変化球も多彩だ。そして何より投げる瞬間に上を向くのが最大の「武器」。「小学校からこの投げ方で、何度か矯正しようとしたけどダメだった。でも“あっち向いてホイ”の方が、打者が怖くて打ちにくいみたい」と話す。昨年の全日本大学選手権1回戦では、大体大から延長10回で20三振(参考記録)を記録。独特のフォームで打者に恐怖感を与え、腰を引かせた結果だ。

 星野監督はキャンプ初日にブルペンで則本の投球を見た瞬間、佐藤投手コーチに歩み寄り「使える。あまり投げさせるな」と耳打ち。通常ならばアピールが必要な新人に対し、故障防止のためベテランのような「マイペース指令」を出した。この日も指揮官は「アピールしていけば先発ローテに入るかもな」と高く評価した。

 「このフォームでプロでも勝負したい。頑張ります」。近日中にはフリー打撃に登板する予定。打者相手の投球で、さらに評価を上げる。

 ◆則本 昂大(のりもと・たかひろ)1990年(平2)12月17日、滋賀県生まれの22歳。八幡商から三重中京大に進学し、4年春の全日本大学選手権の大体大戦では、延長10回の参考記録ながら大会記録の20三振を奪った。ドラフト2位で楽天に入団。1メートル78、81キロ。右投げ左打ち。

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