“薬物騒動”クラーク 雑音封印11発 練習再開大暴れ

[ 2013年2月4日 06:00 ]

ハンマーで素振りをする中日・クラーク

 お騒がせ助っ人がバットで雑音を封印した。持病の治療薬に日本では禁止薬物に指定されるアンフェタミンの成分が含まれている可能性が浮上した中日のクラークが2日ぶりに練習に合流。フリー打撃では57スイングで右翼場外弾を含む11本の柵越えを披露した。

 前日は練習を休んで沖縄署に出向き、簡易検査を受けたが、成分は検出されなかった。この日は心理状態を配慮し、あらかじめ用意された質問に本人が答える形で会見が行われ「私の症状は野球のパフォーマンスには影響しない。どちらかといえば普段の生活に影響するもの」と説明した。

 治療薬は6歳から毎日2回服用。「長い間服用しないということはなかったから不安はあるが、少し慣れてきた。日本で別の薬を飲むという以外の解決策があると思う」。1日の朝を最後に服用していないが、体調に異変は見られないという。

 押収された治療薬と尿は沖縄県警科学捜査研究所で分析を受けるが、アンフェタミンが検出される可能性は非常に低い。クラークは近日中に沖縄県内の病院で別の薬が必要かどうかを含めて診察を受ける。問題がなければ今後も通常通りキャンプに参加する。

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2013年2月4日のニュース