藤浪に報道陣、ファン熱視線も「甲子園ではもっと見られていた」

[ 2013年2月1日 19:48 ]

多くの報道陣が見詰める中、ブルペンで練習する阪神・藤浪

 阪神のドラフト1位・藤浪は約100人の報道陣、昨年から1・5倍となった約3600人のファンの視線を一身に集めた。練習では投手コーチ1人がほぼ付きっきりになるなど特別扱い。他の投手が投球練習を終えた後、たった一人でブルペン入り。和田監督は「先輩と並ぶとペースが乱れる」との配慮を明らかにした。

 さらに既に「座ってもらっても投げられる状態」(藤浪)だが依然、捕手を立たせたまま、球数を含めて首脳陣からの指示通り、直球のみ30球を投げた。中西投手コーチは「捕手を座らせるのは10日すぎ」と話し、監督は「(単独で)逆に注目を集めたので、2日以降は考えないといけない」と苦笑した。

 藤浪は投内連係にも参加しなかった。ただ球場に着いたバスから降りると、荷出しを手伝うなど、新人らしく振る舞った。「甲子園ではもっと見られていた。気にすることはなかった」と言うなど、周囲の騒がしさに動じることはない。

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